大分前に入手してしばらくシングルアンプで使用しました。

当時VT52のシングルを聴いていましたが、WEの刻印以外は変わり映えせず、同じ6.3Vの3極管はと思いカソード抵抗を800Ωに換えて、程度の良さそうな6A3の中古を求めました。

VT52に比べて低音寄りの音となりましたが、その後ほぼ同じ規格のヨーロッパ管を聴くことになって、長期保管となっていました。

今後使用予定がないので今回の出品となりました。元箱は汚れや傷みがありますが真空管本体は良品と思います。

再生用アンプが手元にないのでヒーター点灯確認しての出品です。初期不良等使用不可以外はNC&NRです。

（2024年 8月 11日 21時 07分 追加）
2A3系(6A3や6B4G)のカソード抵抗は、1.5KΩの45系(245やVT52)の半分(750Ω前後)です。

そこで同じ6.3V(UXベース)のVT52から6A3に差し替える簡単な方法は、750Ωの抵抗(10Kの金属かホーロー)2個を直列に接続して、VT52では両端に接続し、6A3では2個の抵抗の中点に接続すれば良いです(テスターでバイアス電圧を確認すればなお安全です)。

プレート電圧を280V前後にすれば、どちらのタマも安全に使用できます(私の過去の経験では)。

（2024年 8月 11日 22時 22分 追加）
もう一つ、これは多少裏技的使用法ですが、差し替えて音の聴き比べが出来るのものに300Bアンプがあります。

この場合はプレート電圧が問題になりますが、カソードバイアス抵抗が800Ω前後で、プレート電圧300V位なら可能です。フィラメンが5Vと6V(大まかに言って)と1V少なくても時間が経つとほぼ問題なく聴けます(通常は10%の上下なら可と言われていますが、、、)。

（2024年 8月 12日 1時 03分 追加）
　"一つお断りしておきます"

6A3の使い方として2つの例を上げましたが、いずれもセルフバイアスのアンプに限定されます。固定バイアスのアンプには適しませんので、ご注意下さい。
また少なくともハンダゴテが使えて、いくらか修理など経験のある方以外は自ら手を出さないか、あるいは自己責任でやって下さい。
未経験者がやった行為の結果責任は負い兼ねますので、ご了承下さい。

（2024年 8月 14日 12時 43分 追加）
前の説明中誤った記述がありますので訂正いたします。
ーVT52と6A3を差し替えるにはバイアス抵抗を2個直列に接続して、、、、とあり、その抵抗は750Ω(10Kのホーローか金属)とありますが、10Kは10W(ワット)の誤りです。
　ここにお詫びして訂正いたします。