■（９）『北海道国鉄バスだより』第９０号～第１００号　１１冊　昭和４６年１１・１２月～昭和４８年４月　国鉄自動車　社内報　非売品

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●北海道国鉄バスのきわめて珍しい社内報。国鉄北海道地方自動車事務所（のち「北海道地方自動車部」に）より発行。『北海道国鉄自動車だより』から途中『北海道国鉄バスだより』を経て『国鉄バス北海道』と２度改題。毎月１回、つまり月刊をめざしていたようですが、実際には１～４か月おきくらいの、不定期刊。　●昭和３８年（１９６３年）４月発行の「第１号」から、昭和６１年（１９８６年）７月発行の「第１７９号」まで、途中１冊も欠号なく、計１７９冊出品。１冊１冊ばらして出品していたら、私も入札される方も労力が大変なので、１３～８冊ずつにまとめ、計１６商品として出品。　●すべてＢ５判。各号ページ数にバラつきがあり、いちばん少ない号（単色刷りの第１号から第９号）で４ページ、その後すべて８ページ以上となり、多い号だと１８ページくらいあります。　●国鉄バス全盛期だった古い号と、国鉄晩年の新しい号では、内容の傾向に大きな差異があります。古い号には、車掌さんやガイドさん（いずれもすべて若い女性）関連の記事や写真が多数掲載され、個人情報まる出しの話題や、路線をはずれたり乗務を投げ出しての人命救助で表彰のニュースなど、いまでは、たとえ善行だとしても、コンプライアンス的に批判を免れなさそうな記事が盛りだくさんなのに対し、新しい号は、若い女性の登場はすっかり影を潜め、「増収」、「営業」といった赤字削減のための涙ぐましい努力の記事、関連企業に出向や転籍といった、ちょっと寂しい話題等で覆いつくされています。　●まさに、北海道国鉄バス、組織内部の歴史を物語る「生き字引」。外部には流出していない職員向けの社内報であり、たまにヤフオクにも出品される「北海道国鉄自動車５０年史」や「４０年のあゆみ」にも載っていない、内部限定の記事を、倒的物量で掲載か。　●国立国会図書館にも、本州の主要図書館にも、全国の大学や研究機関にもまったく存在せず、唯一「北海道立図書館」（北海道江別市）に、途中号からの所蔵があるものの、途中欠号が多く、しかも「北方資料室の閉架図書」という厳重な取り扱いで、一般利用者の閲覧はお断り（私が以前、北海道内に住んでいたとき、今回とは別の資料を求め、閲覧を希望したら、「貴重な原本が傷むため、研究者であることを示す身分証明書がなければ出せない」と言われ、拒否された）という、何のための北方資料所蔵かわからない運用をしており、一般の鉄道ファンの方や、職業として研究機関に所属していない方が現物にお目にかかるのは、絶望的。　●１６商品に分けて出品しており、すべて落札いただくと連続１７９冊、全揃いとなります。よろしくご検討、入札ください。１冊バラ売りを含め、ヤフオクへの出品は、２０余年にわたるヤフオクの歴史でも、本当に初めて。創刊号から欠号なしの連続１７９冊を今回逃したら、二度目の入手はまず１００％ありません。すべて１円スタート、宅急便コンパクトで全国送料サービス。