三代 加藤善治 武者絵 磁板 陶板 瀬戸焼 横浜焼 東京焼

Auction ends: 07/02/2024 20:20 (Tokyo)
Auction start: 06/25/2024 22:20 (Tokyo)
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加藤善治家は、江戸後期の文政年間創業の窯。初代は弘法像二千体を製作して寺院に納めました。二代は陶器に代わる磁器の製作に乗り出しました。善次郎は、三代加藤善治を襲名し、磁器製の薄板作りでは右に出る者なしと謳われた名工です。

明治13年に宮内省から瀬戸の名工、加藤勘四郎に磁器製暖炉が注文されました。その為には長さ165cm、厚さ8cmの磁器製板を歪みなく製作することが必要でしたが、勘四郎は歪みのない大板を製作できませんでした。次に川本桝吉のもとへ命が降りました。しかし、瀬戸の名工中の名工、川本桝吉の技術をもってしてもやはり作成することができませんでした。その後、三代加藤善治がこれを請け負い、歪みのない大板の製作に遂に成功。磁器製暖炉を宮内省に納入しました。

さて、本作はその板物造りの名工、三代加藤善治による磁板です。絵付けの作者銘はありませんが、裏面に山に壽八とありますので、これが絵付作者名かもしれません。当時の陶商山下民松が描かせた絵付けに近いものがあります。もう一つ興味深い点としては、当時の薄い陶磁板の裏面には、製作工程の関係で、直径5cm前後の丸い目跡が数ヶ所残るものなのですが、写真の通り、本作には目跡が全くありません。また、加藤善治の丸善の刻銘はお馴染みですが、本作には「製造」の刻印が丸善の下にあります。この刻印は初めて見ました。目跡がないことも勘案すると少し時代が下った頃の作品かもしれません。

寸法は、縦が36cm、幅が24cmです。ワレ、カケ、ヒビ、スレなどのない極めて良い保存状態です。 Unused と言っても良いほどの状態です。これほどの上手の絵付けが施された、しかも保存状態の良い磁板はなかなか見つかりません。

本品は、アメリカのフロリダで発見されたものですので、当時の米国人所有者による壁飾り金具が取り付けられています。コツがわかれば、簡単に外せますので、お買い上げ頂いた方には、着脱法を説明させて頂きます。

尚、私の説明文と写真をそっくりそのまま盗用して、格安で販売しますという詐欺サイトが散見されます。呉々もご注意下さい。私は、オークションサイト以外には出品しておりません。