大型図録本仁阿弥道八永楽保全カラー写真集解説作品集93点江戸時代幕末京焼茶碗水指香炉香合花生建水蓋置食籠茶陶茶道具水注徳利盃手鉢振出

Auction ends: 07/02/2024 22:03 (Tokyo)
Auction start: 07/01/2024 22:03 (Tokyo)
Bids: 0 (Bid history)
Availability: 1 pcs
Leading Bidder:
Hidden Price: no
VAT Tax: 3%
Return Policy: Not possible
Item condition: Used
Shipping in Japan: cash on delivery
Auction ID: u1141736234
Automatic Extension Enabled
Item location: 福岡県
Seller items: serendipity_books_jp   ( See All Items )
Seller Rating: +3208 - 0

Buyout Price

(~ $63 )
(¥9,800 not including tax)

Time left:


Calculate

CALCULATOR-DESCRIPTION

Calculate

  • Price (JP¥):
  • Domestic shipping (JP¥):
  • Total weight (grams):
  • Destination country:
ご覧下さりありがとうございます。画像の後に、商品説明がございます。
本の出品です。


【即決】ご入札いただければすぐにお取引が成立します。

大型図録本 仁阿弥道八 永楽保全 作品集 写真集 93点99図解説 茶陶 茶道具 江戸時代 幕末の京焼
A Pagent of Japanese Ceramics NINNAMI AND HOZEN
 
中央公論社
編集・解説 赤沼多佳
1977年
79ページ
約34×27×2cm
函入 ハードカバー
作品図版フルカラー 解説参考図版モノクロ

※絶版

フルカラー大型図録本、仁阿弥道八・永楽保全の京焼図鑑。函入大型愛蔵版。
京焼の幅広い伝統は幕末に到り数々の名工を輩出。多彩な陶技を展開した仁阿弥、保全を収める。

仁阿弥道八および永楽保全・和全の作品93点、99図を収録。
茶碗、水指、香炉、香合、花生、建水、茶巾筒、蓋置、食籠など茶陶茶道具ほか、水注、徳利、盃、酒器、手鉢、振出など
全作品の詳細な説明、ほかテキストも充実の一冊。

本巻では仁阿弥道八・永楽保全の全貌をフルカラー写真で紹介。
厳選された国内最高峰の名品優品を網羅して収録。

収録作品の配列は、あらゆる器形を網羅し、作風の展開のさまがわかるように掲載、
写真に加えて、巻末には全作品の寸法、全作品の解説。
作品名については、全作品に英文表記あり。また、巻末に英文の論考テキストも収録。

美術館・博物館所蔵などの銘品から、
めったにお目にかかることのできない個人蔵の名品優品を多数カラーで写真解説したもの。

概説本文テキストは、その歴史、作風の変遷、制作法などについて詳しく論考解説したもので、
さらにモノクロ追加図版多数掲載。
色絵桜楓文鉢の高台内に見られる「道八」の銘部分、銹絵金彩桐一葉鉢見込みの窯印、保全の窯印、保全の箱書き5点、保全の香合土型、和全の窯印、
ほか。

斯界の研究第一人者による解説論考テキストは、参考作品の写真を多数もちいてその器形、様式の展開をていねいに考察。

巻末のやきもの風土記は、京焼の周辺をテーマとし、京都・永楽家の訪問記。
写し者に徹した京焼、永楽家当主の十六代永楽善五郎氏が親子で守る伝統、永楽善五郎氏が語った言葉、仁阿弥道八の高橋家、名匠の後裔を訪ねる内容。
こちらも楽しく内容充実の読み物。

監修者、責任編集者ともに昭和後期最高峰の内容を誇り、厳選された掲載作品図版、テキストは内容充実、参考文献としても多く引用されてきた一冊です。

本書は大型本のため、各作品の写真も大きく、細部まで見て楽しむことができる、
京焼、仁阿弥道八・永楽保全の目利き、鑑定、陶芸家、茶道具、古陶磁、デザイン、民芸、骨董品愛好家等に必携の大変貴重な資料本です。

【目次】小見出しも紹介します
作品カラー図版
概説―写し そして個性の表出 赤沼多佳 
 はじめに 幕末の京焼 仁阿弥道八 仁阿弥道八の作風 永楽保全 永楽保全の作風 永楽和全
仁阿弥道八 年表(代表作・箱書・窯印写真)、永楽保全 年表(代表作・箱書・窯印写真)
幕末京焼関連年表
作品解説 赤沼多佳
やきもの風土記  九原英樹 
 古くて新しい町京都 経験から生まれた知恵と勇気 写し物に徹した京焼 親子で守る伝統 写しと創作
幕末京焼関係年表
参考文献
作品目録
英文梗概
英文目録
LIST OF PLATES


【凡例】
本巻には仁阿弥道八および永楽保全・和全の作品93点、99図を収録した。作品と図版の数え方は、原則として同一作品で異る角度から見た図版のある場合、これを一点二図とし一括して名称を付した。
収録作品の配列は、作家別にし、器形を網羅して作風の展開がわかるようにした。
作品には、原則として図版番号、作家名、作品名称、寸法を付し、英文による名称を添えた。名称の読み方は作品解説においてふりがつけた。
所蔵については、公共あるいは私設の博物館、美術館等に属するものは記載し、個人の場合はこれを省略した。
巻末には英文による梗概、および図版目録を併載した。

【概説】より一部紹介
はじめに
 今日京焼といえば、江戸時代前期における仁清(本全集第27巻)、乾山、あるいは京都東山山麓の清水、などの諸窯(以上本全集第28巻)、そして江戸後期の奥田頴川、青木木米(以上本全集第20巻)、仁阿弥道八、永楽保全など個人で活躍する陶工に代表される。
このたび、仁阿弥道八、永楽保全について語るにあたり、あらためて京焼全体の性格を考えてみると、日本の
やきものの歴史のなかで、一つの地域の窯業として、京焼ほど多彩な様相を示した窯は他に例がないように思われる。たとえば一六世紀、一七世紀に美濃地方で焼かれた黄瀬戸、瀬戸黒、志野、織部を見ると、それぞれ異った質感をもつやきものではあるが、おのずから共通した美濃特有の土味や作風がうかがわれる。また何百基にも及ぶ窯で焼かれた唐津焼にしても、桃山時代の作品から江戸時代の献上唐津にいたるまで、やはり一貫した作行きをもっている。しかし京都のやきものは、仁清、乾山、古清水に従来にない新風がうかがわれはするが、京焼全体としては、その初期から写し物、すなわち唐物や瀬戸の茶入、高麗茶碗などさまざまな茶陶の倣作を主体に
していたように思われる。そうした傾向は、日本の陶芸史上例を見ない独特の色絵陶を作った仁清の窯にもうかがわれるところで、その窯跡から出土した陶片を見ると、呉器や伊羅保など高麗茶碗や唐物、瀬戸の茶入なくにやきいろえ
どを写したものがかなりの量を占め、また唐津など国焼を倣ったものも見られる。(中略)
 仁阿弥道八、永楽保全は、そうした京焼二〇〇年の歴史のなかで生れたさまざまの作風を総括した作陶家として位置付けることができ、またそこに両者の特色があるといえるであろう。

ほか

【作品解説】より一部紹介 全作品に寸法、制作年代、作風やその見どころ、来歴などの詳しい解説。
仁阿弥 色絵桜楓文鉢
雲銀文様と呼ばれるこの意匠は、阿弥道心が最も得意としたもうわえのくので、同じ意匠の鉢がいくつか作られているが、なかでもこの作品は作振りが特に力強く、道八の傑作の一つに挙げられる。この種の鉢のなかではやや大振りで、口縁部を文様に合せて切り込み、桜花は釉の下に白泥をうって赤と緑の上絵具を加え、楓葉は赤の上絵具で表している。外側いっぱいに枝を拡げた太い幹には刷毛で金彩を薄くはき、老木の趣を表現している。高台内に白化粧を施して、枠で囲んだ「道八」の文字を鉄釉で書し、箱の蓋表に「雲錦鉢道八(仁阿弥印)」と記している。

仁阿弥 色絵桜楓文的香炉
一方堂焼を代表するものとして早くから声価が高い作品である。金属製の釣香炉の形を基本にして、道八独特の意匠を収めたもので、蓋と身の双方に透しを入れ、身部三方に紐を通す管を付けている。文様は図1のものに比べると、やや筆行きに伸びやかさを欠くようであるが、楓は赤・緑・黄と色彩豊かに描き、管と胴部内側には金彩を施している。一方堂瓢形印が捺されている。

仁阿弥 楽焼寿老香炉 東京国立博物館
道八が最も得意とした陶彫で、台座の下を身部とし、寿老像を蓋にした香炉である。図38と同様にざっくりとした素地を用いた楽質のやきもので、全面にやわらかな黄釉がかけられている。蓋部の内側に「天保癸卯春高橋法橋仁阿弥造」の銘が落彫りされているが、「天保癸卯」は天保十四年(一八四三)にあたる。現在東京国立博物館に讃窯の資料として一括寄贈され保管されている。讃窯印は見当らない。

保全 交趾写荒磯文水指(部分) 函の表紙に全図掲載
素直な一重口形で胴裾に波濤文をめぐらし、前後には波間に跳ねる鯉を配したいわゆる荒磯水指と呼ばれるもので、保全の作品を代表する優作である。その文様は保全の交趾写し独特の細い浮線で表現され、鯉には金箔に漆を重ねた白檀塗りを施し、他は全面に緑釉をかけている。底は平らで糸切りの跡が残り、中央に「永楽」印が見られる。箱の蓋表には「交趾焼荒磯水指」、裏には「保全造」と書し、「永楽」印が捺されている。他に、黄釉に緑の鯉を配した作品もある。

保全 色絵日之出鶴文茶碗
素直な椀形の茶碗で、胴の一方に日輪と鶴を表したものである。保全自ら箱の蓋表に「日ノ出鶴仁清形茶碗」と書き付けているように、仁清の風を倣ったものと思われるが、こうした意匠の仁清の作品は今のところ知られていない。鶴は釉下に白泥を置いて盛り上げ、尾や頭部に鉄釉をさし、日輪を赤の上絵具で描いている。さらに胴裾には金と銀を用いて波文をめぐらすなど、かなり描写の細やかな作品である。高台脇に「河浜支流」の印が捺され、箱の蓋裏には「(印)保全造」と書されている。この作品と同じ意匠の茶碗を他
に一点見ている。

保全 交趾写菊蟹香合
保全 交趾写狸香合
保全 交趾写黄鹿香合
保全 交趾写柘榴香合
図50はやはり香合番付表に掲げられている「狸香合」を倣ったものであるが、保全の「狸香合」は本歌とは大分雰囲気が異っている。ことにこの狸の胸の部分にはすき漆を重ねている。底は平らで、合口とともに露胎となり、中央に「永楽」の印が見られる。箱の蓋表に「交趾写狸香合」、箱の底裏に「(印)善五郎造」とある。
「黄鹿香合」、「柘榴香合」ともにやはり交趾型物香合を本歌としているが、いずれも保全独特の浮線によって文様を表し、保全独特の色彩で仕上げている。図5は高台内に「永楽」印が捺され、箱蓋表には「交趾焼黄鹿香合」、裏には「(印)善五郎造」とあり、また図5は花形に作られた高台内に「永楽」の印が捺され、箱の蓋表には「柘榴香合」、裏に「(印)善五郎(花押)」と書している。こうした交趾写しの香合は一品製作ではなく、同じ意匠のものがいくつか作られている。

ほか

【作品目録】一部紹介、全作品の寸法記載
仁阿弥 色絵桜楓文鉢
仁阿弥 青磁尊形花生 京都国立博物館
仁阿弥 色絵桜楓文釣香炉
仁阿弥 楽焼寿老香炉 東京国立博物館
仁阿弥 銹絵竹文水指
仁阿弥 南蛮写芋頭水指
仁阿弥 高麗青磁写水指
仁阿弥 和蘭陀写水指
仁阿弥 流釉耳付水指
仁阿弥 黒釉染付七宝文茶碗
仁阿弥 黒楽茶碗
仁阿弥 黒楽茶碗
仁阿弥 伊羅保写茶碗
仁阿弥 刷毛目写茶碗
仁阿弥 三島写茶碗
仁阿弥 瀬戸黒写筒茶碗
仁阿弥 黒楽立鶴文茶碗 東京国立博物館
仁阿弥 南蛮写締切建水
仁阿弥 南蛮写耳付建水
仁阿弥 色絵桜楓文鉢
仁阿弥 銹絵雪笹文手鉢
仁阿弥 色絵桜文鉢
仁阿弥 色絵大根文鉢
仁阿弥 色絵菊文鉢
仁阿弥 銹絵金彩桐一葉鉢
仁阿弥 色絵紫陽花文四方鉢
仁阿弥 染付葉文瓢形鉢
仁阿弥 染付辰砂唐人物文水注
仁阿弥 染付宝尽文土瓶
仁阿弥 色絵龍鳳文瓢形振出  滴翠美術館
仁阿弥 色絵唐子貼付文徳利
仁阿弥 黒楽銀彩猫手焙 遠山記念館
仁阿弥 色絵狸手焙
仁阿弥 色絵お福香合 東京国立博物館
仁阿弥 楽焼七福神香合
(弁天) 滴翠美術館
仁阿弥 色絵寿星置物
保全 交趾写荒磯文水指
保全 金襴手花筏文水指
保全 祥瑞写芋頭水指
保全 交趾写松樹文燭台
保全 色絵葛屋香炉
保全 金襴手飛鳳文宝珠香合
保全 染付兜巾茄子香合
保全 交趾写額梅香合
保全 交趾写菊蟹香合
保全 交趾写狸香合
保全 交趾写黄鹿香合
保全 交趾写柘榴香合
保全 志野写一文字香合
保全 金彩菊置上香合
保全 染付鶴香合
保全 呉州染付写周茂叔香合
保全 交趾写牡丹文瓢形水指 滴翠美術館
保全 交趾写菊置上水指
保全 祥瑞写芋頭水指
保全 染付花鳥文釣瓶水指
保全 安南写松鹿文水指
保全 色絵日之出鶴文茶碗
保全 色絵海老文茶碗
保全 色絵蓬莱山文茶碗
保全 金襴手葵紋茶碗
保全 染付雲堂文茶碗
保全 紅葉呉器写茶碗 滴翠美術館
保全 半使写茶碗
保全 御本写立鶴文茶碗
保全 胴締筒茶碗
保全 安南写蜻蛉文茶碗
保全 緑釉金彩若松文食籠
保全 瑠璃釉金彩若松文食籠
保全 染付唐子文食龍
保全 交趾写兎文鉢
保全 交趾写鳥文鉢
保全 金襴手鳳凰文鉢
保全 呉州赤絵写飛鳳文鉢
保全 交趾写雲鶴文平鉢
保全 交趾写瓜文平鉢
保全 金襴手龍鳳文四方鉢
保全 金襴手宝尽文茶巾筒 北村文華財団
保全 金襴手雲鶴文振出
保全 祥瑞写捻文徳利
保全 金襴手牡丹文徳利
保全 祥瑞写松竹梅文盃台 滴翆美術館
保全 金襴手霖鶴文盃 北村文華財団
保全 染付一輪梅盃
保全 染付一輪梅盃台
保全 交趾写龍文建水
保全 祥瑞写一閑人蓋置
保全 交趾写竹蓋置
保全 青磁三人形蓋置
和全 色絵貝文茶碗
和全 黒楽菊文茶碗
和全 黒楽宝船文茶碗
和全 色絵更紗文食籠

【著者について】刊行当時の情報です。
赤沼多佳
一九四三年(昭和十八年)、新潟県長岡市に生れる。
裏千家茶道研修所卒業。東洋陶磁学会会員。著書『日本陶磁全集第二一巻楽代々』
(中央公論社)、共著『世界陶磁全集第四巻 桃山一』、『同第五巻桃山二』(小学館)ほか。


監修   谷川徹三
編集委員 佐藤雅彦
     坪井清足
     楢崎彰一
     林屋晴三


★状態★
1977年のとても古い本です。
画像ではわかりにくいですが、函の外観は通常保管によるヤケ・しみ・スレ・小きず・角いたみあり。
カバー付き本の外観は、経年並ヤケしみなどそれなりに Used 感あり。
天小口、本文テキスト余白などに経年並ヤケしみありますが、カラー写真図版良好、目立った書込み・線引無し、
問題なくお読みいただけると思います。(見落としはご容赦ください)


<絶版・入手困難本>オークションにも滅多に出ない、貴重な一冊です。
古本・ Used 品にご理解のある方、この機会にぜひ宜しくお願いいたします。


★お取引について★
■商品が到着しましたら、必ず「受取連絡」のお手続きをお願い申し上げます。
■ Used 品です。それなりの使用感がございます。
モニタのバックライトの作用により、写真画像は実際よりきれいに見えがちです。
■絶版・廃盤、一般の書店で販売されない限定販売、
書店や出版社で在庫切れである、またはその他の理由により、
定価に関係なく相場に合わせて高額となる場合があります。
■「かんたん決済支払明細」の画面を保存・印刷することで領収書に代えさせて頂きます。
■PCよりの出品です。携帯フリマサイトのようにすぐにご返信はできかねます。
■かんたん決済支払期限が切れた場合、落札より一週間以内に連絡が取れない場合、
落札者都合にてキャンセルいたします。
■土・日・祝日は、取引ナビでの応答・発送をお休みしております。
他に連絡・発送のできない日は自己紹介欄に記載しております。
■万一、商品やお取引に問題があった場合は、いきなり評価ではなく、
取引ナビにてご連絡ください。
誠実に対応いたしますので、ご安心いただけますと幸いです。

■上記の点をご了承頂ける方のみ、
ご入札くださいますようお願い申し上げます。

★商品の状態について★
Yahoo!オークションが定める基準をもとに、出品者の主観により判断しています。
以下は公式ページより選択の目安より転載します。

New 、 Unused … Unopened の New 、または購入から時間がたっていない一度も使用していない商品
Unused に近い… Used ではあるが数回しか使用しておらず、傷や汚れがない
目立った傷や汚れなし… Used 品。よく見ないとわからないレベルの傷や汚れがある
やや傷や汚れあり… Used とわかるレベルの傷や汚れがある
傷や汚れあり… Used 品。ひとめでわかるレベルの大きな傷や汚れがある
全体的に状態が悪い… Used 品。大きな傷や汚れや、使用に支障が出るレベルで不具合がある。 Junk 品など。

他にも出品しています。ぜひ御覧ください。
↓↓↓出品中の商品はこちら↓↓↓Click here!
マイ・オークションをごらんください