絵唐津の鳥図の平向付です。水辺に立つ鳥が描かれています。鷺の様な鳥を描いたつもりなのでしょうがおそらく普段、鳥は千鳥の絵しか描かなかった陶工が他の鳥の様子が分からずに描き慣れた形を縦にして描いたものと思います。こうした貴重な絵付けの物を見ると後絵ではと疑う方も多いと思うのですが、後絵の場合絵が滲んだり土に不自然な赤味が出たり、目跡を避けた不自然な絵になったりするもので、こちらにはそういった痕跡が一切ありません。縁に細いほつれの銀直しが１か所あります。また、高台に目土を外した際の削げが見られます。ちょっとモダンでユーモラスな絵を楽しみながらお酒もいただいてみたくなる絵唐津鳥図平向付を特別出品です。箱、御物袋あり。・口径12.3〜12.5センチ・高さ3.2〜3.6センチ・〜桃山時代　※新規の方、評価の悪い方の入札は取り消す場合があります。商品到着後は速やかに取引ナビの受取連絡を入れて下い。

（2024年 9月 6日 1時 26分 追加）
鳥の横の色が明るめになっている所は釉切れです。土目痕はその一部に付いています。