終活中につき長年のコレクションを不定期に出品いたします。 ご存知平戸焼きは平戸藩の官窯であり江戸初期からあります。 １８００年ごろより卵の殻のように薄い卵殻手（らんかくて）と呼ばれる献上品を作るようになりましたが明治以降途絶えたようです。 今回出品のコーヒーカップアンドソーサーはその卵殻手と呼ばれるもので、光をあてると裏側からでも絵が一部透けて見えるという極薄手の上手のものです。裏には平戸焼と銘が有りこれも珍しいです。図柄は瑠璃の背景にアヤメが描かれています。幕末〜明治ごろの貴重な一品だと思っています。焼き方の特徴だと思いますが口縁は釉が薄く少しだけざらつきます。口縁の１箇所があたり傷のように見えますがルーペで見ると焼成時のもののようです。カップもソーサー もほぼ無傷ですが古いものですのでご理解ください。５客ありましたが３客はオークションで手放しました。最後の２客をペアーで出品します。 カップの多きさはデミタスカップです。カップ（口径6.1cm 高さ6.0cm）ソーサー（径12.0cm）。

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