松風嘉定 京焼 明治 釉下彩陽刻牡丹文花瓶

Auction ends: 07/08/2024 19:49 (Tokyo)
Auction start: 07/02/2024 19:49 (Tokyo)
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京都清水坂にある通称五龍閣カフェをご存知でしょうか。これは元は清水焼の窯元、三代松風嘉定の邸宅でした。木造3階建,ウィーン分離派スタイルの洋館ですが、屋根を幾重にも重ね,鴟尾を載せるなど場所柄を意識した意匠が採り入れられています。設計は武田五一。現在は有形登録文化財になっています。

さて、その主人の松風嘉定は、明治3年10月に尾張(愛知県)瀬戸の名工井上延年の長男として生まれました。1890年(明治23年)京都松風家を継ぎ、先代以来の輸出向け磁器の製造に従い多くの新案を出しました。松風を有名にさせたものは釉下彩と言われる技法です。
この最先端の絵付け技法には、香蘭社・真葛香山・清風与平・井上良斎・加藤友太郎・藤崎太平・南里嘉十・西浦圓治といった当時の陶芸界の錚々たる面々が取り組んでいます。明治陶磁器の世界的コレクションとして有名なKhalili Collection にも松風嘉定の作品が含まれています。松風の作品のほぼ全てが輸出されたため、日本国内には殆ど残っておらず、市場に出ることは極めて稀です。

さて、出品の作品は、高さ18センチと、小品の多い松風の釉下彩作品群の中では比較的大きい部類に入ります。特筆すべきは、釉下彩の技法に加えて、桃色の牡丹を陽刻で立体的に表現していることです。黄色の釉下彩で花芯を描いています。ワレ・カケ・ヒビなどの瑕疵のない、とても綺麗な状態です。
尚、木製の飾り台は商品ではなく、花瓶に付属しませんのでご留意願います。

私の説明文と写真をそっくりそのまま盗用して、格安で販売しますという詐欺サイトが散見されます。呉々もご注意下さい。私は、オークションサイト以外には出品しておりません。

種類磁器
焼き物京焼・清水焼