1867年に開催されましたパリ万国博覧会では
『薩摩藩』は幕府とは独立したパビリオンにて
『日本薩摩琉球国太守政府』の名で出品を果たしており

その最盛期に謹作された『献上品』こそが
紛れも無い今作と成っておりますが

今作には極めて貴重な
『御庭焼』の金銘が入れられております事から視ましても
間違い無く薩摩焼の本家本元として名高き島津藩より
江戸期に他県の大名家へと自信を持って『献上』された
博物館級の大名茶道具と成っております！

(時代)
江戸期

(寸法)
横幅(12.5cm)
高さ(9.0cm)
重量(410g)

　
此れ程までの純金を用いた本筋の薩摩焼には
生涯でもそう何度もは出逢う事は叶いません。

　
驚異的なる技巧によって謹作された
正真正銘なる献上作と成っております。

　
(状態)
百年以上前に制作された『古美術品』ですから
後天的な傷みでは無い
制作時に由来する窯筋等は御座いますが
それ以外には特筆すべき傷みの無い
無傷完品レベルと成っております。

　
見事なまでの二重箱に収められた
二度とは御眼に掛かる事の叶わない
本筋の大名茶道具と成っております！