御覧いただきありがとうございます。1980〜1981年頃に製造されたダイヤモンドインレイ仕様の『 Burny FLC RLC Les Paul Custom 』を出品致します。国産のレスポールカスタムモデルでは最もオリジナルビンテージに肉薄すると言われたルックスとスペックで当時から評価は高かったものの特に近年は更に人気と評価の高いモデルとなっています。長年国産モデルを中心に取り扱ってきた私でも近年のジャパンビンテージの人気、価格の高騰は目を見張るばかりですが、本家ギブソンの上位機の高価格ぶりや中下位モデルの残念さ、近年の木材の不足や規制などから1980年台のジャパンビンテージへの再評価はなるべくして成っていると言ったところでしょう。更にフェルナンデスの倒産により今後はより高騰して行くきらいも予想されます。

本機は先日出品していたリバイバル期のダイヤモンドインレイ 「 Burny RLC 」 よりも更に前の1980年〜1981年頃、FLCよりRLCへの過渡期に生産されたモデルと思われ、作りのディティールや構造、仕様されているパーツなどから本機は東海楽器で製造されたレスポールカスタム、年代的にも仕様的にもかなり希少で貴重な個体です。

本機が生産された1980年初頭頃はフェルナンデスの最盛期、精度が高く上質なラインナップを打ち出していた頃で,シグネチャーモデル ( ミュージシャンに許可を得ている訳でも無く勝手に製作していたモデル ) にも力を入れていた頃でもあるので案外当時フェルナンデスのビンテージモデルというのはグレコやトーカイと比べて注目度が薄かった印象はあります。もちろんもうトーカイやグレコのレスポールの上位機ともなれば50〜100万クラスの価格帯で売買される近年となり、おいそれと軽く入手できるレベルではなくなってしましましたがまだフェルナンデスに関してはJV二巨頭の影に隠れていた印象だったものの色々な情報が広がり得て ( メーカーこそ違えど生産していたところは共通していた事など。) 国内外のジャパンビンテージ好きにも認知されることとなり80年代バーニーのレスポールモデルも最近急激に高騰してきています。

特にレスポールカスタムモデルに特化しては当時の他メーカーよりもルックスもスペックも本家ギブソンのヴィンテージに肉薄するレベルで、スタンダードはトーカイやグレコに人気が及ばないもののレスポールカスタムに関してはバーニーが群を抜いて評価が高く中古市場でも高騰の一途。特に本機の様に1980年代初頭までの本家同様ヘッドに「 ダイヤモンドインレイ 」( ヘッドロゴやダイヤモンドインレイは当時の上位機に採用された黄身の強いカラーリング。) が施された個体に関しては他ブランドとも一線を画す扱いになっています。フェルナンデスは自社の工房を持たず生産をしていたメーカーですので時期により寺田楽器や東海楽器、富士弦楽器製造やダイナ楽器いろんなメーカーでOEM生産をしていました。本機は1980〜1981年辺り、モデルの表記がFLCからRLGに変更になる過渡期の東海楽器製造で製作された個体である様です。ボディー内の配線穴はトップとバックを貼る前に斜め一直線にルーティングが施されトップを貼るといった本家ギブソン同様の加工が施されており見えない部分のディティールにもこだわりが見られます。ヘッドの形状もフジゲンやダイナ製造のものと違いリアルに1950年代のヴィンテージのレスポールカスタムに少し細長いアウトラインになっています。ダイアモンドインレイのサイズ (少し小さい) やヘッドロゴの位置の違い、色合いもよく見かけるレギュラー機には無いビンテージライクに色焼けしたようなカラーリングで仕上げられています。ピックアップに至ってはトーカイの LS-80などに搭載されていた「 Tokai PAF 」と同じハムバッカーが搭載されています。( ゼブラボビン、Tokai PAFのスタンプは打たれておりません。) 東海楽器で製造された事が随所にわかるディティールを持った個体になっております。

ボディーは1950年代のヴィンテージレスポールカスタム同様「 オールマホガニー 」仕様となっており、もちろんマホガニーワンピースネック。本家ヴィンテージ同様のフレットエッジバインディング仕様と手の込んだ仕上げとなっており近年の量産モデルの工程では考えられない仕様です。あとこの個体に至っては他に見ないギブソンの「. フレットレスワンダー 」の如くかなり低いフレットが打たれているところも特筆するディティールでしょう。ここまで再現するのか！といった印象です。ヘッドにはアバロンを埋め込んだダイヤモンドインレイとヘッドロゴ ( この後にダイヤモンドインレイとベル型のロッドカバーはギブソンより訴訟を起こされてオリジナルデザインの「 イナズマインレイ 」などへと変更されます。) ハードウェアはオールGOTOH製が採用されております。

本機は1980年代当時のオールオリジナル状態が維持されております 。もちろん生産から45年近く経っていますのでキズやハードウェアに多少の遣れこそ見られるものの良好なプレーヤーズコンディションが保たれています。もちろん私の工房の方でクリーニングや整備も施しておりますのでもちろん不具合等もなく弾いていただけます。どうぞご安心ください。どんどん高騰の一途を辿っているジャパンビンテージ！つい最近東京のギターショップを巡って参りましたがショップではもうトンデモ価格になっており店員さんに伺うと海外からのバックオーダーが多く、入荷しても店頭にすら並ばない物も多いおっしゃってました。かなり入所困難と高騰してきている80'sの バーニーレスポールカスタムを是非この機会にご入手ください。

本機はあくまでも古い物ですのでキズや使用感はございます。新品同様を求められる方やキズ等が気になる方、神経質な方は入札をお控えいただきます様お願いします。ダイヤモンドインレイ仕様！東海楽器製造の初期機『 Burny FLC RLC LesPaul Custom 』もいつもの様に『 1円オークション！最落なし！』で行かせていただきますので皆様楽しんでオークションにご参加ください。オークション終了までよろしくお願い致します。



「 Burny RLC 1979〜1980 」

「 Burny Les Paul Custom 」



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