米国債の巨額踏み倒しで金融統制が来る 単行本 2024/8/1 副島隆彦 (著)

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アメリカは100兆ドルの借金を返さない!

ドル基軸通貨体制の崩壊で、やっぱり金は3倍になる


『ドル覇権の崩壊』(2007年、8月)を刊行してから17年が経つ。
この本で予言したことがいよいよ的中する。
すなわち米ドル(米国債)による覇権(ヘジェモニー)がこれから崩壊し、アメリカによる世界支配体制が終わっていく。
 アメリカのドルはあまりにも刷られすぎた。公式に発表されているアメリカのマネタリーベース(資金供給量)は、たったの6兆ドルだ。
しかし、日本のマネタリーベース680兆円とほぼ一緒のわけがない。
実際には、この20倍はある。すなわちアメリカの米国債は100兆ドル以上ある。
巨額のドルがアメリカから世界中に垂れ流された。そしてアメリカはこの巨額の借金を踏み倒す。
それがデット・リストラクチュアリング(債務の再編)だ。同時に世界中の貧乏国家の国債がデフォールトを起こす。
「国家が破綻する時代」がこれから始まる。
 ドルの信用崩壊は、すでに金価格の上昇として露わになりつつある。
1オウンスの金が3000ドルになるという予想も出始めた。まだまだ金は上がる。
なぜならドルの信用が壊れるからだ。金は3倍になるだろう。
 トランプ暗殺未遂事件にも象徴されるように、アメリカの分裂はすでに決定的だ。
いつ内戦(市民戦争)に発展してもおかしくない。
それに対しプーチンと習近平が中露同盟で人類史の軸を動かしつつある。
世界の覇権体制がこれから大きく転換していく。
政治と経済の混乱のさなかに、国家は惜しみなく国民の財産を奪う動きに出てくる。
金融統制からあなたの資産をいかに守るか。激動の時代への対処法を示す。