松風嘉定 京焼 明治 陽刻釉下彩海波旭日図花瓶

Auction ends: 07/05/2024 18:09 (Tokyo)
Auction start: 06/29/2024 22:09 (Tokyo)
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京都清水坂にある通称五龍閣カフェをご存知でしょうか。これは元は清水焼の窯元、三代松風嘉定の邸宅でした。木造3階建,ウィーン分離派スタイルの洋館ですが、屋根を幾重にも重ね,鴟尾を載せるなど場所柄を意識した意匠が採り入れられています。設計は武田五一。現在は有形登録文化財になっています。

さて、その主人の松風嘉定は、明治3年10月に尾張(愛知県)瀬戸の名工井上延年の長男として生まれました。1890年(明治23年)京都松風家を継ぎ、先代以来の輸出向け磁器の製造に従い多くの新案を出しました。松風を有名にさせたものは釉下彩と言われる技法です。
この最先端の絵付け技法には、香蘭社・真葛香山・清風与平・井上良斎・加藤友太郎・藤崎大平・南里嘉十・西浦圓治といった当時の陶芸界の錚々たる面々が取り組んでいます。明治陶磁器の世界的コレクションとして有名なKhalili Collection にも松風嘉定の作品が含まれています。松風の作品のほぼ全てが輸出されたため、日本国内には殆ど残っておらず、市場に出ることは極めて稀です。

さて、出品の作品は、高さ27センチと、小品の多い松風の釉下彩作品群の中では格別に大きい部類です。特筆すべきは、釉下彩の技法に加えて、白波を陽刻で立体的に表現していることです。脚部には丁寧に染付で唐草と兎を描きこんでいます。ワレ・カケ・ヒビなどの瑕疵のない、とても綺麗な状態です。高台部分にヒビのように見える部分がありますが、これは窯傷に釉薬が流れ込み、その隙間部分が影になっているためです。後天的な傷ではありません。拡大写真を添付していますので、ご確認下さい。

尚、私の説明文と写真をそっくりそのまま盗用して、格安で販売しますという詐欺サイトが散見されます。呉々もご注意下さい。私は、オークションサイト以外には出品しておりません。

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